一人暮らしの単身者が引越しする機会は多いです。このとき、ベッドは大きいので「荷造りや梱包はどのようにすればいいのか」と悩む人が多いです。

単身での引越しでは、冷蔵庫や洗濯機、机など必要最低限の荷物しかないことがあります。また、中にはベッドだけを運搬したいという人も多いです。そうしたとき、価格の安い単身パックの利用を考えます。

ただ、たとえベッドのみの引越しであっても単身パックを利用できないことがあります。また、場合によっては郵送したほうがいいケースもあります。単身者の引越しでベッドの取り扱いをどのようにすればいいのかについて、より詳しく確認していきます。

ベッドは解体・組立をしなければいけない

「洗濯機や机など少量の荷物とともにベッドを運搬したい」「友人からベッドをもらったため、ベッドだけを運びたい」「一人暮らしするため、実家にあるベッドをもっていきたい」などを考える人は多いです。ただ、ベッドはどのように荷造りをすればいいのでしょうか。

シングルベッドであったとしても、それなりの大きさがあります。そのままの状態では部屋から出せないのが普通です。また、そのままの状態で新居の階段またはエレベーターを使って運び、ドアから入れるのはほぼ不可能です。

折りたたみできる安いベッドであれば問題ありませんが、基本的にベッドは分解してもっていく必要があります。つまり、いったんバラバラの状態にまで分解した後、引越し先で再び組み立てをするのです。

例えば、以下は私が実際に引越しをしたときの様子です。このときは引越し業者に頼みましたが、すべて分解した状態でもっていくことになりました。

布団は既に梱包しているため、写真の通りベッドには何もない状態です。

このシングルベッドはマットレス(ベッドマット)ではなく畳であったため、畳を取り外します。畳がマットレスの代わりであるため、当然ながら畳も持っていくことになります。

畳を取り去ると、以下のように土台が出てきます。ここから、それぞれ分解していきます。

引越し業者にお願いしたため、実際の解体は私ではなく業者が行います。自分一人で行うと再度組み立てることができるか不安ですし、ねじなどの部品を紛失してしまう恐れがあります。

ただ、業者にお願いするとそれらの作業をすべて代行してくれるため、非常に便利で楽です。

そうして、土台やベッドフレームの取り外しを含め10~15分ほどで解体が終わり、何もない状態になりました。ベッドの周囲は基本的に日常生活の中でほぼ動かさないため、ほこりやゴミが落ちています。

セミダブルやダブルベッド、クイーンサイズベッド、キングサイズベッドなどでも基本的に同じ流れになります。私の場合はネットショップから注文したベッドでしたが、ニトリやIKEAなどで注文したベッドもすべて解体されます。

ベッドの引越しでは、折りたたみ式のベッド以外はすべて分解作業が必要になると考えてください。

解体・組立の料金相場

それでは、ベッドを分解するときにはオプション費用が発生するのでしょうか。基本的には、ベッドの解体・組立をするときは別料金になると考えてください。荷物を運ぶだけでなく、それだけ時間が必要になり、面倒な作業が増えるからです。

このときの一般的な料金相場としては以下のようになっています。

ベッドの種類料金相場
シングル5,000円
セミダブル5,500円
ダブル6,000円
クイーン、キング7,000~8,000円
ロフトベッド16,000円

例えば単身パックを利用するとなると、単身パック料金に上乗せで分解費用が必要になります。単身者にとっては大きな金額であり、このように費用が加算されることは認識しておきましょう。

ベッドのみを梱包、配送するときの料金相場

それでは、ベッドだけを梱包・配送するときはどれくらいの料金価格になるのでしょうか。これらの相場については、引越し業者のサイトに記載されてあります。以下では、これらの例を出して解説していきます。

・クロネコヤマトの大型家具配送サービス

クロネコヤマトには、家具を1点だけ配送するサービスを提供しています。このサービスを活用すれば、ベッドのみを送ることができます。

料金価格について、東京都内だけの運搬であれば「シングルベッドで約15,000円」「セミダブル、ダブルベッドで約21,000円」となります。また、東京から大阪であれば「シングルベッドで約18,000円」「セミダブル、ダブルベッドで約24,000円」です。

梱包や設置については、通常の引越しと同じ作業になります。つまり、引越し業者がすべての作業を行ってベッドを運んでくれます。

・赤帽の通常サービス

また、個人事業主が引っ越し作業を手伝ってくれる赤帽の場合、料金相場がいくらかというと13,500円になります。「作業時間2時間以内・走行距離20Km以内」という条件でこの価格であり、非常に安い値段での引越しが可能です。

基本的にはトラック一台を貸し切りにでき、ベッドだけではスペースが余るのでついでに他の家財を乗せても問題ありません。

ただ、これらの料金相場だとはいっても、赤帽の場合は解体・組立費用を自分で行う必要があります。そのため、自ら分解して組立をする場合は非常に安い価格を実現できます。

・ゆうパックや宅急便を利用する

単身引越しでベッドのみを送りたい場合、バラバラに解体・組立できるのであればゆうパックや宅急便を利用するという方法もあります。このときは大きめのダンボールを用意した後、そこに詰めます。その後、ゆうパックや宅急便を利用すれば問題ありません。

ゆうパックの場合、近くのコンビニや郵便局までもっていく必要があります。ただ、ベッドという非常に重い荷物を自分で運ぶのは酷です。

そのため、自宅まで出向いてくれるクロネコヤマトの宅急便を利用するといいです。

自分で解体・組立をするのでレベルは高いですが、可能な人であれば自ら郵送したり宅急便を活用したりしても問題ありません。

単身パックでベッドをいくらの値段で運べるのか

ただ、一人暮らしであってもベッド以外に荷造りしなければいけない荷物があるのは普通です。私もこれまで単身引越しを経験してきましたが、冷蔵庫や洗濯機、机、布団、自転車など多くのものを一緒に送ってきました。

特に布団は必須であり、ベッドだけ送っても意味がありません。むしろ、ベッドよりも布団の方が重要であり、布団がなければ引越し日の当日に寝る場所に困ってしまいます。そのため、多くの人はベッドだけでなく他の物も送るため、単身パックの利用を考えます。

単身パックでは、例えば以下のようなコンテナボックスを利用し、そこに詰め込める分だけ荷物を載せることになります。

出典:三八五引越しセンター

単身パックを利用すれば、最安値で引越しすることができます。荷物が少ない人にとっては非常におすすめできる引越し方法です。

大手であると日通やクロネコヤマトなどで単身パックの取り扱いがあります。例えば、日通の単身パックLであれば「横108cm × 奥行104cm × 高さ175cm」まで荷物を入れることができます。日通のこのプランの場合、東京から大阪までの引越しであれば、ウェブ割引をいれて23,000円になります。

しかし分解・解体をお願いする場合、前述の通り別料金が必要になります。単身パックに加えて、費用が加算されると考えてください。これは、基本的にどの引越し業者でも同様です。

折りたたみベッドやマットレスは注意点がある

基本的にはベッドの分解を含め、引越し業者へお願いするのが便利で楽なためおすすめです。単身パックの利用であっても、問題なく引越し先へ送ることができます。

ただ、折りたたみベッドを利用していたり、ベッドでマットレス(ベッドマット)を利用していたりする場合、そもそも単身パックを利用できないことがあります。

一人暮らし用の単身パックでは、荷物を積めるコンテナの大きさが決まっています。そこに入らなければいけません。少しでもコンテナをはみ出してしまうと、追加料金を取られることになります。

・シングルベッドのサイズを理解する

まず、シングルベッドのサイズはどのようになるかというと「たて195cm × 横97cm」です。

先ほど、単身パックの中でも大きいサイズとして知られる日通の単身パックLが「横108cm × 奥行104cm × 高さ175cm」だと紹介しました。

折りたたみベッドをたたんだとしても、「人が寝る場所」の横幅が97cmであり、あと11cmプラスになれば単身パックLの「横108cm」に届いてしまいます。また、クロネコヤマトの単身パックでは横幅が104cmであるため、より厳しくなります。

例えば折りたたみベッドとしては、以下のようなものがあります。

少しでもサイズが大きい折りたたみベッドの場合、単身パックのコンテナに入りません。そのため、折りたたみベッドの単身パック利用では事前にベッドのサイズを調べておく必要があります。

折りたためないマットレスは単身パックを利用できない

また、マットレス(ベッドマット)の中でも折りたたみ可能な場合であれば問題なくコンテナに詰めることができます。ただ、折りたたみできないタイプのベッドマットは非常に多いです。

例えば、以下のようなタイプのマットレスは分厚すぎて折りたたみ不可です。

こうしたとき、単身パックを利用することができません。シングルベッドやセミダブル、ダブルベッドなど、基本的にベッドサイズはたて195cmとなり、コンテナに詰めたときに高さ(たてのサイズ)をオーバーしてしまいます。

マットレスは通常、たて200cmであるため、折りたためない場合は確実に高さ制限に引っかかると考えてください。

・高級マットレスをもっていきたい場合は通常の引越し

ベッドにこだわりがあり、折りたたみできない高級マットレスを利用したい場合、通常の引越しをするようにしましょう。単身パックのコンテナに入らない以上、2トントラックなどを活用して、パックではなくいつも通りの引越しを利用するのです。

近距離(20km以内)の移動で荷物量が少ない一人暮らしの引越しであれば、35,000円ほどの料金になります。東京から大阪など、遠距離になると一人暮らしでは50,000円ほどの料金になると考えてください。

その場合、ベッドやマットレスだけを運ぶのはもったいないため、冷蔵庫や洗濯機、机、自転車など必要なものをいろいろ詰め込むようにするといいです。

ニトリやIKEAで購入して送るのも問題ない

一般的な料金相場を示しましたが、ベッドだけを送るにしても解体・組立の費用があると意外と料金が高くなります。特にクイーンサイズベッドやキングサイズベッド、ロフトベッドなど大きくて複雑になるほど分解費用が高額です。

また、折りたたみベッドやマットレスなど場合によっては単身パックのコンテナに入らないことがあり、その場合は通常の引越しになるので値段が高くなってしまいます。

そうしたとき、「引越し先へベッドをもっていかない」という選択をすることもできます。布団だけをもっていき、引越しの数日は布団で寝ることにして、引越し先でベッドを購入するのです。

近くにニトリやIKEAがある場合、そこに出向いて購入すれば安い価格でベッドを手にすることができます。運搬はニトリやIKEAが行ってくれます。したがって、「ベッドのみを運びたい」「荷物量は少ないが、ベッドも運搬したい」という場合、そうした考えをやめて現地調達したほうが安くなるのです。

また、当然ながらニトリやIKEAで購入するとベッドは新品になり、新鮮な気持ちで新たな生活をスタートできます。古いベッドを処分してしまった方が良いことは多いです。

例えば、以下はニトリのシングルベッドですが、土台だけ(マットレスなし)を購入した場合だと14,000円以下です。

私の場合、マットレスなしでベッドの土台に布団だけをしいて寝ることも多く、この場合はかなり安くベッドを調達することができます。

もちろん、「シモンズの高級ベッドをもっているので何としてでも運搬したい」と考えていたり、ベッドに愛着があったりする場合はベッドの運搬を頼むといいます。

ただ、「ベッドだけの引越しをしたい」「単身パックの中にベッドをいれたい」という場合、現地調達の方が値段は安くなることが多いです。そのため、ベッドの荷造り・梱包を諦めて廃棄処分してしまい、引越し先で新たにベッドを買うという選択肢も考えてみてください。

単身引越しではベッドの手放しまで考えるべき

一人暮らしであれば、最も大きい家具はベッドになります。シングルベッドであっても、ベッドフレームまで入れるとたて(高さ)は200cmを超えます。そのため、荷造り・梱包をどのようにすればいいのか悩みます。

自力で解体・組立ができる場合は宅急便などで送るという選択ができます。これが最も安上がりな方法になります。

ただ、現実的に自分一人だけで分解し、引越し先で組み立てるのは難しいです。そこで、多くの人は引越し業者に頼みます。ただ、会社によって解体・組立の料金は異なるため、これについては見積もりを比較するようにしてみてください。

さらに、単身パックの利用を検討している場合であっても、折りたたみベッドや折りたたみ不可のマットレスの場合、単身パックを利用できないことが多いです。通常の引越しになるため、このときは何社もの見積もりを取って値段を比べなければいけません。

引越しの荷物にベッドが入るとなると、サイズが大きかったり解体・組立が必要になったりするため、引越し業者によって値段が大きく変動します。こうしたことを理解したうえで、一人暮らしでのベッドの引越しを行ってみてください。

引越しのとき、必須となるのが「複数社から見積もりを取ること」です。引越し価格には定価がなく、引越し業者によって見積もり額はバラバラです。そのため複数の業者から見積もりを取るだけで、何万円も節約できます。

例えば、以下は5人家族の長距離引越しで見積もりを取ったとき、4社に見積もりを依頼しました。このとき、最高額は438,264円でした。一方、最も安い業者は198,720円であり、半額以下の料金になりました。複数業者へ依頼しないだけで、大きな損をすることになります。

ただ、自ら業者を探して電話をかけるのは大変です。そこで、必要な情報を入力するだけで完了する一括見積もりを利用しましょう。

 SUUMO引越し見積もり

一般的に引越しの一括見積もりでは登録直後、たくさんの電話がかかってきます。こうした電話が嫌でメールだけで完結したい場合、SUUMO引越し見積もりを利用しましょう。

SUUMO引越し見積もりでは「電話番号の登録が任意」なので、メールだけで見積もりの日程調節が可能です。電話が嫌な場合、リクルート社が運営するSUUMO引越し見積もりが最適です。

 

 引越し侍

引越し侍ではアート、サカイ、日通、アリさんなどの大手が登録しており、入力作業は30秒で終わります。無料で利用できるサービスなので気軽に利用できます。

さらに大手だけでなく、中小の引越し業者も登録しているので低価格な引越しが可能になります。最大15社まで見積依頼でき、できるだけ複数の業者の見積もりを取り、最安値で引越しをしたい人に適しています。

おすすめの人気記事

・引越し料金を値切り、最安値の引越しを実現する時期や価格交渉術

引越し価格を安くするためには、適切な方法が存在します。見積もりを比較するのは当然として、例えば休日ではなく平日の引越しにするだけで、1万円以上の値引きは簡単です。

また、同じ日であっても午前の引越しを午後にするだけでも値引きが可能です。こうした価格交渉術について解説しています。

引越し価格を安くする交渉術

・引越しの割引制度(早割、紹介割引、社員割引)に意味がない理由

多くの場合、引越し業者は割引制度を設けています。ただ、残念ながらこうした割引はまったく意味がありません。引越しには定価が存在しないからです。

この事実を認識すると、なぜ引越しで何社もの見積もりを取らなければいけないのか理解できるようになります。格安引越しをするためにも、知識をつけなければいけません。

引越し業者の割引は無意味

安い引越しを実現する、訪問見積もりのコツや流れ、事前準備

見積もりのとき、必ず訪問見積もりとなります。電話やメールだけの見積もりでもいいですが、ほぼ100%の確率で失敗します。追加料金が必要になり、非常に高額な引越しになるのです。

ただ、訪問見積もりではどのような流れになるのでしょうか。またどう接すればいいのでしょうか。引越し業者の営業マンが訪問に来たときの対処法について確認していきます。

引越し業者の営業マンへの対処法

見積もり比較サイトでの引越しはおすすめ!料金はいくら安いのか

実際に見積もりを依頼するとき、自ら業者を調べて電話するのは非常に手間です。そこで、ほとんどの人が一括見積サイトを利用します。

ただ、そのような見積もり比較サイトが適切なのでしょうか。利用方法に違いはあるのでしょうか。これらを明らかにしていきながら、おすすめの見積もり比較サイトを紹介していきます。

おすすめの見積もり比較サイト