これから引越しをするとき、どのタイミングで何を行えばいいのか分からないことが多いです。例えば、以下のようなものがあります。

  • 引越し業者へはいつまでに予約が必要なのか
  • 大家への連絡は何日前がいいのか
  • 電気・ガス・水道はいつまでに連絡するのか

引越しでは、直前になっての連絡であると断られることがあります。必ず事前に予約しておかなければいけません。このとき、準備が早すぎても遅すぎてもダメです。

そこで、何日前までに予約をすればスムーズに引越しを実現することができるのか解説していきます。

理想は1ヵ月前に引越し業者へ連絡する

まずは引越し業者へ見積もりを依頼する時期について確認していきます。いつまでに引越し業者へ見積もりを依頼すればいいのでしょうか。これについては、理想は1ヵ月前になります。

閑散期(5月から翌年2月)は引越し業者のトラックがわりと空いているため、場合によっては翌日に引越しをするケースであっても問題なく引き受けてくれることがあります。ただ、理想は1ヵ月前の依頼になります。

また、できれば2週間前までには引越し業者へ見積もりの予約をするようにしましょう。遅くても1週間前です。

一人暮らしの単身引越しであれば、引越し業者は対応可能なトラックをたくさん保有しています。ただ、以下のようなケースの場合、トラックの台数が少なく既に埋まっている可能性があります。

  • 荷物量の多い家族の引越し
  • 長距離引越し
  • 土日の引越し

この理由について、より詳しく見ていきます。

・荷物量の多い家族の引越し

引越しでは一人暮らしの引越しが最も多いです。そのため、単身引越し用のトラックを引越し業者はたくさん保有しています。

ただ、大きいサイズのトラックとなると保有台数は少なくなります。それだけ活躍の機会が少ないからです。例えば、以下は3LDKに住む4人家族での引越しになります。このように、非常に大きなトラックを利用しなければ荷物を積み込みできません。

そのため、家族引越しのために荷物量が多い場合、その日にたまたま家族引越しをする人が多いとトラックが空いていないことがあります。

そのため家族引越しをするとき、引越しまでに1ヵ月を切っているのであればいますぐ訪問見積もりの予約を入れた方がいいです。

・長距離引越し

近距離の引越しであれば、その日のうちに作業が終わります。単身引越しに限らず、家族の引越しであったとしても、時間はかかるが当日中に引越しが完了するようになるのです。

ただ、これが長距離引越しとなると引越し期間は1日では済みません。必ず2~3日にわたるようになります。これは、移動時間があるからです。

特に地元にある中小の引越し業者であると、日程によっては長距離引越しを受け入れてくれないことがあります。引越し先の新居でも作業が必要なため、作業の人員が足りない場合は受け入れてくれないのです。

旧居と新居の二か所で人員を確保しなければいけない長距離引越しでは、早めの訪問見積もりの予約を取るようにしましょう。

・土日の引越し

たとえ閑散期であったとしても、土日や祝日など、休日になると引越し件数が非常に多くなります。そのため、どうしても休みの日しか引越しをできない場合、1週間前などの連絡だと既にトラックがいっぱいになっていて、予約を取れないことがあります。

閑散期の平日であれば、予約がいっぱいになることはほぼありません。ただ、休日だと予約できないことがあり得るのです。

特に、月末になるほど予約がいっぱいになります。会社の転勤をするとき、多くは月初から新たな部署で働くことになるため、月末に引越し作業を行うようになるのです。そのため、月末の休日は特に予約が埋まりやすいです。

繁忙期は早めの連絡が必須

なお、これが3月や4月などの繁忙期になると、引越しの予約は非常に難しくなります。それだけ多くのトラックが予約で埋まってしまうからです。

この時期は引越し時期が決まっている人が非常に多いです。

  • 大学への入学が決まっている
  • 辞令が出て、4月から転勤になる
  • 新卒社会人のため、4月から新生活になる

入学時期や新社会人になるタイミング、転勤命令などは自分の力で何とかなるものではありません。繁忙期は値段が高く、訪問見積もりの予約を取りにくく、トラック台数も限られています。こうした悪条件の中、引越しをしなければいけません。

そのため繁忙期では1ヵ月前ではなく、2~3ヵ月前からの予約であっても問題ありません。それより早い時期に訪問見積もりを依頼するのは微妙ですが、3ヵ月前からであれば問題なく受け付けてくれます。特に高校・大学進学などや、新卒の引越しなら早めに準備しておくといいです。

転職による引越についても、有休消化などを考えるとゆったり準備できるため、早めの訪問見積もりが可能です。

ただ、転勤命令による引越しであったりする場合、急な引越しになりやすいです。その場合、転勤の内示が出てすぐに訪問見積もりを手配するようにしましょう。

連絡が早いと値引き交渉をしやすい

なお、なぜ早めの連絡をするべきなのかというと、トラックがいっぱいで予約を取れない状況を回避するだけでなく、値引き交渉を行いやすいという一面もあります。

引越しをするとき、必ず行うべきものに複数社からの訪問見積もりがあります。何社もの業者に見積もり依頼をすることで、ようやく適正価格を実現できるようになります。

このとき、直前の引越しになるとトラックが空いていないことが多く、値引き交渉しにくいです。そもそも予約が難しい状況のため、引越し業者は強気の値段設定になります。ただ、余裕をもって訪問見積もりを予約をすれば、値下げ交渉が容易になって安い価格での引越しを実現できるようになります。

例えば、以下は先ほどの4人家族での引越しです。4月頭の超繁忙期ですが、それでも早めの訪問見積もりを実施したため、見積もりを比較することで25,000円ほどの値引きに成功しました。

こうした事情があるため、少なくとも引越し時期から考えて1ヵ月を切っているのであれば、いますぐ一括見積サービスなどを活用することで、引越し業者にアプローチするようにしましょう。

・引越し先が未定でも問題ない

なお、このときは住所未定でも引越し先がザックリと決まっていれば、業者へ見積もりを頼んでも問題ありません。

引越しでは、予定していた引越し場所よりも10kmほど距離が離れることになったとしても値段は変わりません。そのため、例えば「東京都新宿区の周辺に引越しをする」などのように伝えて、住所未定の状態でも見積もりを依頼できます。

もちろん、どこの県に引越しするのかを含めてすべてが未定だと、さすがに見積もりを頼むのは難しいです。ただ、そうでなければ問題ありません。

キャンセル料は意外と直前まで必要ない

このとき、早めに引越し業者へ訪問見積もりを依頼するとなると、「キャンセルや引越し日の変更があった場合はどうなるのか」を心配する人がいます。ただ、これについてはあまり心配する必要はありません。

引越し業者は国土交通省が記している「標準引越運送約款」に従っており、ここにキャンセル料が明記されています。具体的には以下のようになります。

  • 前々日(2日前)に解約や延期:見積書記載の額の20%
  • 前日(1日前)に解約や延期:見積書記載の額の30%
  • 当日に解約や延期:見積書記載の額の50%

「アート」「日通」「サカイ」「アリさん」「クロネコヤマト」など、あらゆる会社がこれにしたがっています。例えば、以下はサカイ引越センターの公式サイトからの抜粋です。

3日前までの連絡であれば、キャンセル料はゼロです。意外と直前まで、無料でキャンセルや日程変更を受け入れてくれます。

大家への連絡はいつから行えばいいのか

なお、引越しをするときに必ず必要になる手続きとして、引越し業者以外にも大家(管理会社)への解約の連絡があります。解約のタイミングをミスしてしまうと、無駄な費用が発生するようになります。

一般的に賃貸マンションの契約では「引越しの1ヵ月前までに連絡しなければいけない」などのように決められています。この契約は絶対であり、契約書にサインした以上は契約内容から逸脱することはできません。

例えば以下の賃貸契約書は「退去・解約を希望する場合、2ヵ月前までに連絡すること」となっています。

いつまでに大家へ連絡すればいいのか、契約書を確認するようにしましょう。契約内容が分からない場合、問い合わせて聞いてみるといいです。

解約の連絡を早めにしておかないと、旧居と新居で二重家賃を生じることになります。入居日の1ヵ月前には解約を申しまないと二重家賃になるため、引越し業者へ見積もりを頼むのと同時に連絡をしておくといいです。

多くの人が賃貸マンションを借りています。引越し業者への連絡に限らず、賃貸不動産の連絡も早めに行うようにしましょう。

荷造り・梱包は1週間前から取り掛かる

こうして引越し業者への依頼や賃貸不動産の解約・契約などの手続きを済ませた後、引越しの準備に取り掛かるようになります。このとき、「アート」「日通」「サカイ」「アリさん」「クロネコヤマト」を含め、一般的な引越し業者であれば必ずダンボールやガムテープを贈呈されます。

私も引越しのとき、以下のような大小2種類のダンボールを送られて荷造り・梱包を行いました。

それでは、何日前から荷造りをすればいいのでしょうか。これについては、直前にしましょう。どれだけ早くても、1週間前から梱包を始めるといいです。2週間前など、早めに荷造りをしてはいけません。

理由は簡単です。早めに準備を行うと二度手間になるからです。

梱包作業を進めていくとはいっても、引越し日の当日までは普通の生活を続けることになります。そうなると、例えば服の梱包を先に行ってしまった場合、「急にあの服を着なければいけなくなった。どのダンボールに入れたっけ?」などのように考えながら、ダンボールの中身を漁る必要があります。

一人暮らしなら、まだダンボールの数は少ないです。ただ、家族引越しで以下のように荷物が積みあがっている場合、目的の荷物を探すのは困難を極めます。

そのため、荷物の梱包については1週間前までは何も手を付けない方がいいです。

また、荷造りをするときは「絶対に使わないもの」から進めていくようにしましょう。例えば、夏の時期に引越しをするのであれば、冬服の梱包を先に済ませていきます。

そうして、食器や洗面所周り、机の周辺など直前まで必要になるものについては、できるだけ荷造りを後にするといいです。私の場合、いつも引越し日の2~3日前から本格的な準備を始めるようにしています。その方が二度手間にならず、効率的だからです。

・電気・ガス・水道の手続きも忘れずにする

なお連絡手続きについては、引越し業者と賃貸マンションの解約・契約だけで満足してしまいがちですが、必ずライフラインの整備も済ませておくようにしましょう。電気・ガス・水道の手続きをするのです。

特にガスについては、新居でのガス開栓で立ち合いが必要になります。そのため、少なくとも3日前までには連絡しなければいけません。

ライフラインについても、何日前までに立ち合いの申し込みをしなければいけないのかを把握するようにしましょう。

引越し業者の手配は早めに行う

何か月前から引越し業者の訪問見積もりを依頼すればいいのかというと、理想は1ヵ月前になります。ただ、繁忙期の場合は2~3ヵ月前など早めに行うといいです。3月や4月の場合、できるだけ先に見積もりをもらっておくといいです。

早めの準備をしておかないと予約できないどころか、値引き交渉が難航します。複数社へ見積もりを依頼するとき、引越しを考えているのであれば、いますぐ見積もり依頼を出して早めに頼む方が値段も安くなります。

それと同時に、大家(管理会社)への連絡も1ヵ月前までには行うようにするといいです。賃貸契約によって解約できる期間が決められているからです。

これらを実施した後、引越しの1週間ほど前から徐々に荷物の梱包を進めていくといいです。荷造りについては、わりと直前になります。

こうした流れを理解したうえで引越しを進めるようにしましょう。特に引越し日が1ヵ月以内(繁忙期の引越しなら3ヵ月以内)に迫っているのであれば、いますぐ一括見積で引越し業者に依頼するといいです。


引越しのとき、必須となるのが「複数社から見積もりを取ること」です。引越し価格には定価がなく、引越し業者によって見積もり額はバラバラです。そのため複数の業者から見積もりを取るだけで、何万円も節約できます。

例えば、以下は5人家族の長距離引越しで見積もりを取ったとき、4社に見積もりを依頼しました。このとき、最高額は438,264円でした。一方、最も安い業者は198,720円であり、半額以下の料金になりました。複数業者へ依頼しないだけで、大きな損をすることになります。

ただ、自ら業者を探して電話をかけるのは大変です。そこで、必要な情報を入力するだけで完了する一括見積もりを利用しましょう。

 引越し達人

引越し達人ではアート、サカイ、日通、アリさんなどの大手が登録しており、入力作業は30秒で終わります。無料で利用できるサービスなので気軽に利用できます。

さらに大手だけでなく、中小の引越し業者も登録しているので低価格な引越しが可能になります。最大15社まで見積依頼でき、できるだけ複数の業者の見積もりを取り、最安値で引越しをしたい人に適しています。

 SUUMO引越し見積もり

ただ、引越しの一括見積もりでは登録直後、たくさんの電話がかかってきます。こうした電話が嫌でメールだけで完結したい場合、SUUMO引越し見積もりを利用しましょう。

SUUMO引越し見積もりでは「電話番号の登録が任意」なので、メールだけで見積もりの日程調節が可能です。電話が嫌な場合、リクルート社が運営するSUUMO引越し見積もりを活用しましょう。

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