引越しをするとき、当然ですが格安での引越しを実現したいと考えます。どうせなら、安い引越しの方がいいです。

そうしたとき、引越しをするタイミングについて考えてみましょう。もっとも簡単に引越し料金を値切る方法の一つとして、休日ではなく平日に引越しをすることがあります。平日と休日(祝日)を比べたとき、平日の方が引越し料金の相場が安くなります。

それでは、平日の引越しにすることでどれだけの金額を値引きできるのでしょうか。また、どうしても平日が無理で休日の引越しになったとき、土曜日や日曜日(または祝日)で価格相場は異なるのでしょうか。

これら引越し日によって引越し料金が大きく変わることを知り、どのようなタイミングに引越しをすれば安い料金を実現できるのかについて確認していきます。

平日と土日では、どれだけ金額が異なるのか

まず、もっとも気になるのは「平日と土日(祝日)を比べたとき、どれだけの価格差があるのか」についてだと思います。これについては、1~2万円ほど値段が違うのは普通です。

例えば、以下は単身での引越しをしたときに取った見積もりです。日曜日と月曜日(平日)で引越し料金が10,800円も異なります。

2/11は日曜日なのですが、「2/11 PM(午後) 54,000円」なのに対して、次の日の平日では「2/12 PM(午後) 43,200円」となっています。その差が10,800円なのです。

平日と休日を比べたとき、引越し料金に1~2万円の違いを生じるのは普通です。引越し日を変えるだけで、引越し費用を大幅に節約できるのです。

なお、上記の見積もりは近場の引越しであり、さらには単身引越しです。家族での引越しなど、さらに荷物量が多い場合、平日と土日(祝日)でもっと価格差に開きがあります。

ちなみに、以下は私が他の引越しで取ったときの見積もりです。このときは平日に引越しをしたのですが、このように平日割引として10%が引かれていました。

このように、平日では値段が安くなります。

遠方では両日を平日にすると価格差が大きくなる

また、遠方への引越ではそれだけ値段が高くなるため、平日の方が値引き額は大きくなります。さらに、遠方引越しでは引越しが2日間にわたるようになるため、2日をどのように設定するかによって金額が大きく変わります。

例えば「東京から大阪へ引越しをする」などのように、遠方への引越では当日中に荷物を移動させるのは物理的に不可能です。引越しをして荷物を詰めた後、早くてもトラックが新居に到着するのは翌日です。

このように、引越し日は「荷物を旧居から運搬する日」と「荷物を新居に運び込む日」の2日間にわたります。両日とも土曜日・日曜日にする場合、当然ながら引越し料金は高額になります。一方で「金曜日(平日)」・土曜日や「日曜日・月曜日(平日)」で引越しをする場合、平日が関わるので値段は安くなります。

そして、引越し日を両日とも平日に設定すれば当然ながらそれだけ値段は安いです。

近場での引越しであっても、先に示したように引越し日を平日にするだけで引越し費用が1万円ほど安くなります。これが遠方への引越しで二日とも平日にする場合、たとえ単身引越しであっても2万円以上の値引きを引き出すのは十分可能です。

どれだけ値切れるのかは業者によって異なります。ただ、休日引越しを平日引越しに変更することで1割以上は確実に安くなりますし、業者によっては半額ほどになることもあります。

なぜ、土日よりも平日の方が安いのか

それでは、なぜ土曜日や日曜日に引越しをするよりも平日の方が安くなるのでしょうか。これは、引越し業者は自社でトラックを保有し、従業員を雇っているからです。

トラックをもっているため、引越しできる絶対数はどうしても限られます。学生やサラリーマンを含め、当然ながら土日休みや祝日休みの人が多いです。そういう日であれば、問題なく引越しできるのでどうしても休日に引越し依頼が集中します。

ただ、それだけ需要が多いと当然ながら値段が高くなります。これは、金曜日や土曜日にホテルの値段が異常に高騰するのと同じ原理です。土日では引越し費用の請求額を高くしてもお客さんが集まるため、休日の方が必然的に値段は高くなります。

それに対して、平日では引越しをする人が少なくトラックが余ってしまいます。トラックを無駄に会社に寝かせておき、従業員が引越し作業をしていない状態であると、当然ですが売上にならないだけでなく無駄に経費だけが積みあがっていくようになります。

これを避けるため、「平日は値引きをしてでもいいので引越しを依頼してほしい」と引越し業者は考えます。そのため、土日や祝日では実現できないほどの値引きが可能なのです。

月末より、月初の方が値切ることが可能

なお、ここで重要なのは「同じように平日に頼むにしても、時期やタイミングによって値段が異なる」という事実です。平日であればどこでもいいわけではありません。格安引越しを実現するためには、平日の中でも、安い日を狙い撃ちしなければいけません。

このとき、一般的に月末よりも月初の方が引越し料金を値切ることができます。

「転勤が決まったが、月初から新たな職場で働き始める」「賃貸マンションの契約が月末になっている」などの場合、当然ながら月中か月末に引越しをするようになります。その中でも、月末に引越しが集中しやすいです。

こうした事情があるため、月初の方が値段は安いです。引越し価格については、一般的に「月末>月中>月初」という順になると考えてください。

平日によっても割引率が異なる

このように、同じ平日に引越しをするにしても値引き率が異なります。また、これは同じ週に引越しをするときも同様であり、月曜日から金曜日の間でどの日の引越しが安いのか違ってくるのです。

引越し業者によっては特売日を設定しており、同じ週の中でも「引越し価格が安い日」を狙うと、さらなる割引を実現できます。

例えば、以下はサカイ引越センターで安い引越しを実現できる日です。表では6月を表しています。

また、以下はアーク引越センターの安い日です。先ほどのサカイ引越センターと同じ年の6月を示します。

このように、日によって割引率が異なることがわかります。また、引越し業者によって値段の安い日が違ってきます。

こうしたことから、平日に引越し業者へ依頼するときは必ず複数業者から見積もりを取らなければいけません。日ごとに値段や割引率がまったく異なるため、見積もりを取らないだけで損をしてしまいます。

また、平日での引越しを検討している場合、「この日に引越しをする!」のように明確に決めるのではなく、まずは引越し業者に見積もりを依頼して、いくつかの日程で値段を出してもらってみてください。日によって料金が変わるため、それらを見たうえで引越し日を決めるといいです。

例えば、同じ平日でも週末(金曜日)では値段が安くなりにくいです。安い金額での引越しを考えている場合、週末ではなく月曜から木曜の引越しが最適です。

ちなみに、上記の図からも「平日よりも休日の方が高い」「月末より、月初の方が割引される」ことがわかると思います。ただ、中には月末であっても安い日は存在するため、これについては実際に見積もりを出してもらわなければ、どれだけ値切ることができるのかはわかりません。

・朝(午前)よりも昼、昼よりも夜で値段が安い

なお、格安引越しを考えている場合、時間帯も考えてみてください。同じ平日での引越しであっても、時間帯によって価格が大きく変わります。

引越し料金が高いのは朝(午前)であり、その理由は「朝だと引越し時間が明確に決まるから」です。ただ、昼便(午後)となると「13:00スタートなのか、それとも夕方の16:00ごろから開始なのかわからない」ということが起こります。たとえ13:00に予約していたとしても、前の人の引越しが長引いて夕方からのスタートになることは頻繁にあるのです。

このように引越し時間が決まりにくいので、午前よりも午後の方が値段は安いです。また、平日の夜(夕方を含む)の引越しとなると多くの人が避ける時間帯であるため、夜では当然ながら金額は低くなります。

午前や午後などによっても値段が変動するため、平日に安く引越しすることを考えている場合、時間帯についても検討してみてください。

休日でも安い日は存在する

なお、重要なのは「休日であっても値引きを期待できる日が存在する」という事実です。基本的には土日よりも平日の方が安くなり、これについてはどの業者も例外ではありません。

ただ、先ほどの図で「土日が特売日に設定されている」という日があることからわかる通り、土曜日や日曜日であっても安い引越し日があるのです。

土日、祝日の中でも、どの休日が安い値段を実現できるのかについては、実際に見積もりをもらわなければわかりません。これについても、複数業者から見積もりをもらって引越し料金を比較するといいです。引越し業者によっては値段が半額になることもあるため、見積もり比較は必須です。

・日曜より、土曜の方が値段は高い

なお、一般的に日曜日よりも土曜日の方が値段は高くなります。土曜日に引越しをすれば、日曜日に荷解きや片付けをすることができます。

こうした理由があるため、休日の中でも土曜日に引越し依頼が殺到します。そのため、どうしても休日での引越しを考えており、少しでも引越し費用を節約したい場合は日曜日に引越しをするといいです。

ただ、前述の通り「土曜日であっても引越し価格を安くしている日」が業者によって存在するため、見積もりをもらうときに土曜日と日曜日の料金をもらい、比較しましょう。

有給休暇を取得して見積もり金額を安く抑える

ただ、サラリーマンなどであれば土日が休日であるため、なかなか平日での引越しを実現するのが難しいです。そうしたとき、引越しのために有給休暇を取得しましょう。

「引越しを理由に有給休暇を取っても問題ないのか?」と考える人は多いですが、何も問題ありません。有給休暇はすべての会社員の権利であり、当然ながら引越しのために取得しても大丈夫です。

そもそも、有給休暇を利用して旅行に行ったり、アイドルのコンサートに行ったりなど、自分のプライベートのために利用する人が非常に多いです。有給休暇を利用しての旅行が許されるのに、引越しが許されないのはどう考えてもおかしいです。

また、これまで説明した通り、引越し日を休日ではなく平日に変えるだけで1~2万円以上のお金を節約することができます。有給休暇を有効活用しないだけで、これだけのお金を失うことになってしまいます。

特別な理由がない限り、有給休暇はかなり余っているはずです。そのうち、有給休暇を1日(遠方引越しの場合は2日)ほど利用して、安い引越しを実現することを検討しましょう。

繁忙期は平日でも料金相場が高い

なお、平日は基本的に格安引越しを実現できますが、例外の時期が存在します。それは、引越しの繁忙期です。

引越しをするとき、繁忙期は3~4月になります。この時期に転勤するサラリーマンや新社会人・新大学生などが一気に引越しをするため、引越し業者は非常に忙しくなります。たとえ平日でもトラックがいっぱいになるため、値段が高騰するのです。

例えば、近距離での単身引越しでは無駄に荷物が多くならない限り3~4万円が一般的な相場です。ただ、繁忙期であると平日に単身での近距離引越しをする場合であっても、値段相場は5万円以上と非常に高くなります。

基本的には、繁忙期(3~4月)ではそれ以外の月に比べて1.3~1.5倍ほど金額が高くなります。特に3月末から4月頭にかけては、休日や平日に関係なくどの引越し業者も見積もり額が高いことを覚悟しておきましょう。

実際、以下のように繁忙期では安い引越し日がほとんどないことがわかります。

ただ、こうした繁忙期であっても休日と平日を比べたとき、平日の方が値段は安くなりやすいです。そのため、繁忙期の引越しでも値段を比較したうえで平日に有給休暇を取得するなど、何とかして休みを作って引越しを実現するのは意義があります。

平日での引越しはメリットが大きい

多くの人は休日での引越しを検討します。土日や祝日などに引越し業者へ荷物の運搬をお願いするのです。

ただ、休日に比べると平日の方が値段は非常に安いです。近距離への単身引越しであっても、1万円ほど値段が安くなるのは普通です。これが長距離引越しであったり、家族での引越しであったりする場合、さらに割引額は大きくなります。

たとえ平日に仕事のあるサラリーマンであったとしても、有給休暇を取得すれば何も問題なく平日に引越し作業をすることができます。その分だけ引越し料金を抑えることができ、お金を節約できます。

ただ、平日によっても値段が異なりますし、引越し業者ごとに特売日が違います。これについては実際に見積もりを取らなければわからないため、必ず複数の業者から見積もりをもらうようにしましょう。このとき、複数の日程で見積もりをもらい、最も安い日に引越しを依頼するのが平日引越しのコツとなります。


引越しのとき、必須となるのが「複数社から見積もりを取ること」です。引越し価格には定価がなく、引越し業者によって見積もり額はバラバラです。そのため複数の業者から見積もりを取るだけで、何万円も節約できます。

例えば、以下は5人家族の長距離引越しで見積もりを取ったとき、4社に見積もりを依頼しました。このとき、最高額は438,264円でした。一方、最も安い業者は198,720円であり、半額以下の料金になりました。複数業者へ依頼しないだけで、大きな損をすることになります。

ただ、自ら業者を探して電話をかけるのは大変です。そこで、必要な情報を入力するだけで完了する一括見積もりを利用しましょう。

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