頭痛や下痢、不眠などの体調不良はさまざまな原因によって起こります。このような体調不良は大きな病気でなくても発生しやすいため、病院に行っても原因を特定できないケースは多いです。

このとき、頭痛や下痢などの症状が引越し前後に発生しているのであれば、引越しによって体調不良を生じている可能性があります。引越しは体調不良を引き起こしやすいタイミングであるためです。

それでは、引越しに伴う体調不良はどのような原因で起こるのでしょうか? また引越しで体調不良が起こったら、どのようにして対処すればいいのでしょうか?

ここでは引越しに伴う頭痛や下痢などの体調不良について、原因と対策を解説していきます。

引越しに伴う疲労・ストレスによる体調不良

引越しに伴う体調不良は、ストレスが原因で起こるケースが多いです。引越しには大きなストレスを伴うためです。

まず、引越しではやるべきことが大量に発生します。荷造りはもちろん、引越し先探しや旧居の手続きなども必要です。これに加えて引越しでもさまざまな手続きが発生します。

このような作業・手続きは、決められた期日内に行わなければなりません。仕事や学業など日常生活の合間を縫って作業に当たる必要があるため、非常に疲労が溜まりやすいです。

また、引越しをすると生活環境が大きく変わります。環境の変化はストレスの大きな原因の一つです。

このようにして疲労やストレスが溜まると、頭痛や熱、下痢などさまざまな体調変化が起こりやすくなります。そのため引越しによってこれらの体調不良が生じたのであれば、以下のような引越しのストレス対策を実行してみましょう。

引越し準備中は作業量による疲労・ストレスで体調不良になりやすい

引越しの準備中による体調不良が起こったのであれば、作業の多さがストレスの原因になっている可能性が高いです。そのため、引越し作業をなるべく少なくすることが大切です。

例えば持っていく荷物の量が多いと、その分だけ荷造りが増えます。そのため引越し時には、不要な品物を捨てて荷造り作業を軽減するように工夫しましょう。具体的には記念品などを除き、1年間使用していない品物は捨てるのが基本です。

また、引越し業者の中には荷造りサービスを提供しているケースがあります。数万円の費用負担が発生しますが、作業の負担で体調不良になるようであれば利用を検討した方がいいです。

引越し関連の手続きについては、必要な手続きや持ち物、期限などをリストアップして確実に完了していきましょう。特に役所での手続きでミスをすると、再度役所を訪れる必要性が生じます。多くの時間を浪費して余計なストレスを抱えないためにも、一度にすべての役所手続きを終わらせるようにしましょう。

また引越し準備中のストレスを軽減するには、引越し先の観光地やお店、趣味の施設などを調べるのもおすすめです。引越し後の楽しみを作っておくと、それを励みに作業に取り掛かりやすくなります。

引越し後の疲労・ストレスによる体調不良は環境の変化が原因

一方で引越しストレスによる体調不良は、引越し後に起こるケースもあります。このような場合、環境の変化が原因であるケースが多いです。

引越しをすると、住居や周辺地域などが一新します。新しい環境下では慣れた環境よりも神経を使うため、かなり疲れやすくなります。

特に転職・転勤や進学などを伴う場合、人間関係や仕事・勉学の内容など、多くの環境が変化します。その結果、自覚しないうちに疲れやストレスが溜まり、体調不良を起こしやすいです。

このような疲労・ストレスは、「やらなければならないこと」が多いほど溜まりやすくなります。そのため引越し後にストレスによる体調不良が出たようであれば、「やらなければならないこと」を手放して意識して休む時間を確保しましょう。

例えば、引越しを機に自炊を始めようとする人は多いです。ただストレスによる体調不良が起こっているようであれば、無理して立派な食事を作ろうとしない方がいいです。自炊を義務のように考えてしまうと、疲労・ストレスが溜まりやすくなるためです。

また読書や映画鑑賞など、趣味の時間を確保するのも有効です。趣味に没頭すると普段のペースを取り戻しやすくなり、新しい環境によるストレスを緩和しやすくなります。

荷解き作業をストレスに感じているのであれば、体調が回復するまでそのままにしておくのもいいでしょう。

すべての荷物を荷解きしなくても、必要な品物さえ出しておけば暮らしていくことは可能です。数週間~2ヶ月ほど経過すれば新しい環境に慣れてくるので、時間と気持ちに余裕が出てきてから荷解きや整理整頓に取り組むといいでしょう。

シックハウス症候群による体調不良

一方で、引越ししてから自宅にいるときだけ不調が起こったり、症状が強くなったりする場合、シックハウス症候群を疑う必要があります。

シックハウス症候群とは、建材から発生する化学物質やカビ・ダニなどが原因で起こる体調不良です。症状は人によって異なりますが、頭痛や鼻水など風邪のような症状のほか、吐き気や下痢など胃腸症状が出るケースもあります。

シックハウス症候群の場合、具体的な原因を特定するのは困難です。ただ引越し先の家が新築や築浅、リフォーム後だと、建材や壁紙の接着剤などからシックハウス症候群の原因となる化学物質が発生しやすいです。また住居環境によっては、床下など住居内の見えない部分に発生したカビが原因で症状が起こるケースもあります。

そのため新築・築浅の物件や湿気の多い地域の木造建築など、新居に引越してから在宅時の不調が続くようであれば、シックハウス症候群の可能性を疑って対策をしましょう。

具体的には、窓を開けて空気を入れ替えたり、換気扇や空気清浄機を活用したりして室内の空気をきれいに保ちましょう。シックハウス症候群は空気中に浮遊する原因物質によって発症するため、部屋を換気することでシックハウス症候群の症状が軽くなりやすいです。なお、空気清浄機を使用してもいいです。

また、室内の湿度が高くなるとカビやダニ(=シックハウス症候群の原因)が発生しやすくなります。そのため湿度が高くなりやすい地域・部屋に住むのであれば、部屋の除湿にも気を配りましょう。

新居の水が合わないことによる下痢

なお引越し後の体調不良の中には、新居の水道水が体に合わないケースもあります。日本国内であっても、水道水の水質は地域・住居によって異なるためです。

まず、水道水に含まれるミネラルの量(硬度)は水道の供給地点によって異なります。このようなミネラルの中には、マグネシウムなど「胃腸を刺激する成分」もあります。

通常、日本国内の水道水はすべて軟水(ミネラル量が少ない水)であるため、水道水の常用によって胃腸症状が起こるケースは少ないです。ただ胃腸が敏感な人だと、引越しによる水道水の硬度変化によって一時的におなかが緩くなるケースがあります。

また物件によっては、水道管の劣化などの影響で水道水の品質が悪くなっているケースもあります。特に排水管からくみ上げた水道水を物件の貯水槽で保管するタイプの物件だと、貯水槽の汚れが水質に大きく影響します。

実際に私が過去に引越しした際、引越し前の家に比べて水道水の味が非常に悪くなり、家族全員が水道水を飲めなくなったことがあります。市内での引越しだったので供給される水道水は同じだったのですが、引越した先は貯水槽を備えていたマンションでした。貯水槽の管理不足によって水道水の味(=品質)が悪化していたのです。

そのため引越し後に「水の味が変わった」「水道水を飲むと体調が悪くなる」と感じる場合、新居の水があなたに合わない可能性があります。水道水をそのまま飲用するのを避け、市販の水やウォーターサーバーの水を飲むようにしましょう。

一人暮らしに伴う食生活の変化による体調不良

また引越して一人暮らしを始めた場合、食生活の変化が原因で体調不良になっているケースもあります。

家族と暮らしていると、手作りの食事を食べる機会が多いです。家族で食べる食事を作る場合、さまざまな種類の食材を用意しても使い切ることができるため、食事の栄養バランスが良くなりやすいです。

一方で一人暮らしだと、バランスのいい食事を作ろうとして多くの食材を購入しても食べきれないケースが多いです。使用できる食材が限られるため、自炊であっても栄養が偏りやすくなります。自炊をせず外食や総菜、お弁当などで済ませると、さらに栄養バランスが悪くなります。

バランスの悪い食事を続けていくと、便秘や下痢のほか、疲れが取れなくなったり風邪を引きやすくなったりなどの症状が出てきます。引越しによって一人暮らしを始めた人は、体調不良の原因が食事の内容であるケースがあるのです。

そのため引越し後に食事の内容が変わったという自覚がある人は、食事の内容を見直してみましょう。外食や総菜が多い人は、まず3食のうち1食を自炊に変更したり野菜を1品多くしたりなどを取り入れるといいです。自炊する機会が多い人はカット野菜や冷凍食材を活用し、1日に摂る食材の品数を多くするように工夫しましょう。

引越しに伴う体調不良の原因と対処法を理解する

引越し前後の体調不良の多くは、作業量の多さや環境の変化による疲労・ストレスから起こります。そのため引越しによって体調不良が発生したのであれば、作業量を減らしたり趣味の時間を作ったりして休む時間を確保しましょう。

一方で、在宅時のみに症状が起こったり悪化したりするようであれば、シックハウス症候群を疑う必要があります。シックハウス症候群は換気を行うことで症状が緩和しやすくなるので、窓を開けて空気を入れ替えたり空気清浄機を活用したりしましょう。

引越し前後で水道の供給地点が変わった場合、水質の変化によって体調不良が起こっているケースもあります。この場合、水道水を飲まないようにすることで症状が改善するので、市販の飲料水やウォーターサーバーの水を飲用しましょう。

また引越しを機に一人暮らしを始めた場合、食生活の変化によって体調不良が起こっている可能性があります。引越し後に食事の内容が変わった自覚があるのであれば、自炊回数を増やしたり野菜を積極的に摂ったりするように工夫しましょう。これらが引越しによって体調不良が起こったときの対処法です。


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