引越して新しく生活を始めるとき、家具や家電が必要となるのは多くの人が理解しています。ただ実際に新生活を始める際には、家具家電だけでなく、さまざまな雑貨が必要となります。
しかし、生活に必要となる日用雑貨は多岐に渡ります。そのため引越し時に何を買い揃えるべきか悩む人は多いです。
そこでここでは、新生活開始による引越しで必要となる日用雑貨について解説していきます。
もくじ
引越し先が決まったらすぐ購入するべき雑貨
引越しでは、入居する部屋が決まったらなるべく早く購入するべき品物が2つあります。それはカーテンと照明類です。
これらのうちカーテンは、「現在使用している品物をそのまま新居でも使おう」と考える人が非常に多いです。ただ窓サイズに合わないカーテンを使用するのには、さまざまなリスクを伴います。
例えば窓サイズよりも小さいカーテンを使用すると、光が漏れたり外から部屋内が見えたりして防犯上のリスクが高くなります。また窓より大きすぎるカーテンだと、床に付いてカビが生えやすくなったり、カーテンレールがカーテンの重みに耐えきれず破損したりする危険性があります。
当然ながら、窓の大きさは部屋によって異なります。そのため引越し時には、新居の窓サイズに合ったカーテンを購入し直すのが基本です。
また照明についても、引越し前に調達しないと灯りのない部屋で過ごさなければならなくなります。物件によっては部屋に照明が備え付けられているケースもあるので、事前に部屋の設備を確認した上で揃えるべき雑貨を把握しましょう。
新生活の引越しで揃えるべき日用雑貨
また新しく生活を始める際には、さまざまな種類の雑貨を買い揃える必要があります。
このとき、日用雑貨の多くは100円ショップで購入可能です。必要となる日用雑貨をホームセンターやインテリアショップで購入すると引越し費用が高くなるので、100円ショップをうまく活用して引越しの初期費用を抑えましょう。
なお、実際に必要となる日用品は生活スタイルや部屋の設備などによって異なります。そのため新生活開始の引越し時には、以下を参考にして必要となる雑貨のチェックリストを作成して買い物に向かいましょう。
玄関で必要となる日用雑貨
まず、玄関で必要となる日用雑貨は以下の通りです。
- スリッパや玄関マット
- シューズラックやシューズホルダー
- 傘立て
これらのうち、室内でスリッパを着用する予定なのであれば、客人用にいくつか予備を用意しておきましょう。
また新居に備え付けの靴箱がないのであれば、シューズラックを用意しましょう。ほかには、備え付けの靴箱が小さく収納スペースが足りない場合、靴を二段に重ねられるシューズホルダーなどを用意すると便利です。
なお、傘立ては必須アイテムではありませんが、なるべく用意した方がいいです。濡れた傘を玄関に置いておくと玄関の床が濡れて滑りやすくなるためです。場合によっては、濡れた玄関がなかなか乾かず不衛生な状態となってしまいます。
また玄関が濡れるのを避けるために玄関の外に傘を置く人もいますが、防犯上のリスクが高くなるため避けた方がいいです。傘の有無から住んでいる人の性別や在宅時間が分かってしまうためです。
特に女性の一人暮らしであることが判明すると、犯罪者から狙われやすくなります。そのため傘は玄関の外に置かず、玄関内に傘を保管できる環境を整えましょう。
リビングで必要となる日用雑貨
リビングでは、テーブルや椅子などの家具の下にクッションとなる雑貨が必要です。家具の移動などによって賃貸物件の床に傷がつくと、退去時に修繕費用の支払いが発生するためです。
特に四つ足のテーブル・椅子は床へダメージを与えやすいです。そのため、これらの家具を使用する予定なのであれば、家具の下にカーペットを敷いたり家具の足に保護カバーを付けたりしましょう。
このような品物を利用すれば、床への負担を軽減して退去時の余計な出費を防ぐことができます。
また、リビングや自室に設置するゴミ箱を用意しておきましょう。
キッチンで必要となる日用雑貨
キッチンで必要となる雑貨については、自炊するかどうかで大きく変わります。
自炊する予定がある人は、砂糖・塩ケースやお玉などをかけるキッチンフック、まな板立てなどさまざまな調理雑貨が必要です。場合によっては、キッチン下の収納雑貨なども必要となるでしょう。
また自炊回数が多くなると、キッチン床が油などで汚れやすくなります。汚れをリビングなどに持ち込まないためにも、キッチンマットがあると安心です。
一方で自炊する予定がない人は、包丁やまな板、ボウルなど基本的な調理雑貨に加えて、ごみを分別できる環境があれば十分です。種類ごとのごみ箱を用意してもいいですし、レジ袋ハンガーやゴミ袋ホルダーなどをいくつか用意しても問題ありません。
風呂で必要となる日用雑貨
お風呂では必要となる雑貨が多いです。必要な品物をチェックして買いモレがないようにしましょう。
- 風呂椅子(バスチェア)
- 風呂桶
- バスラック
- バスマット
- 浴室マット
これらのうち、風呂桶については「シャワーを使用するから必要ない」と考える人もいるでしょう。ただ風呂桶が1つあれば、汚れものや靴などを洗う際に便利です。所持していなくても生活するには問題ないですが、余裕があれば入浴施設に設置されているサイズの桶を1つ用意しておきましょう。
また、物件によってはシャンプーなどを置くスペースがないケースがあります。シャンプーなどを風呂床に置くとカビが発生しやすくなるため、風呂用のワイヤーラックを用意しましょう。
またバスバットについては、布製だと使用後すぐに乾かさないとカビや悪臭の原因となります。フッククリップなどを用意してすぐに干せる環境を整えましょう。干すのが面倒であれば珪藻土などの製品を選ぶといいです。
浴室マットは必須の日用雑貨ではありませんが、浴室床の冷えや滑りを防止してくれます。特に1階に住む場合、冬の浴室が非常に寒くなりやすいです。浴室マットを1枚敷くだけで冬の入浴が快適になるため、用意しておくことをおすすめします。
トイレで必要となる日用雑貨
トイレでは、以下のような雑貨が必要となります。
- トイレ用マット・スリッパ
- トイレ洗剤ラック・かご
- 目隠しカーテン
トイレには部屋用とは別のマット・スリッパが必要となります。トイレの汚れをリビングなどに持ち出さないためにも、別途用意しておきましょう。
またトイレには、トイレ用洗剤やトイレットペーパーなどさまざまな日用品を保管することになります。トイレにある上の棚で保管する場合、洗剤などを直接並べて保管すると、奥にある品物を取り出すのが大変になります。そのため棚で洗剤などを保管するのであれば、かごを用意してまとめて保管しましょう。
また、物件によってはトイレに棚が備え付けられていないケースがあります。トイレットペーパーなどを床置きするのは不衛生なので、トイレットペーパーホルダーやトイレラックなどを用意しましょう。
なお女性用品など、トイレ棚上の収納を見られたくない人は、突っ張り棒と短いリングカーテンを用意して目隠しをするといいです。
これらはどちらも100円ショップで安価に購入可能です。手軽に生理用品を隠すことができるので、トイレ収納を客人に見られたくない人はこのように保管することができます。また女性はトイレ用のごみ箱も必要となるので覚えておきましょう。
洗濯関連で必要となる日用雑貨
洗濯関連では、以下の雑貨が必要となります。
- 洗濯かご
- 洗濯ネット
- 物干しスタンド
- ハンガー・ピンチハンガー
これらのうち洗濯かごと洗濯ネットについては、「不要である」と考える人もいるでしょう。
ただ、汚れた洗濯物を洗濯機で保管すると洗濯機内部にカビが発生しやすくなります。状況によっては1日で洗濯機内部にカビが発生し、衣服にカビ臭が付着してしまいます。そのため汚れた衣服は洗濯かごで保管し、洗濯機内部は洗濯直前まで空にしておきましょう。
また洗濯ネットを利用すると、洗濯による毛玉やほつれが発生しにくくなります。衣服の寿命が伸びるので、大切な衣服は洗濯ネットを利用して洗うようにしましょう。
引越し後の新生活で必要となる雑貨を理解する
引越し先でのカーテンについて、「いま使用している品物をそのまま使おう」と考える人は多いです。ただ窓サイズに合わないカーテンを使用すると防犯上のリスクが高まったり、カーテンレールが壊れたりするリスクがあります。そのため、新居に合ったカーテンを購入し直しましょう。
また、物件によっては照明が備え付けられていないケースがあります。照明やカーテンなしでの生活は非常に不便なので、引越し前に調達しましょう。
さらに日常生活では、カーテン・照明以外にもさまざまな日用雑貨が必要となります。ただ、実際に必要となる日用雑貨は部屋の設備や生活スタイルなどによって異なります。
そこで新生活で必要となる雑貨に悩んだら、これまでに記した内容を参考にして、あなたに必要となる雑貨をリストアップしましょう。そうすることで、新生活を便利で快適に始めることができます。
引越しのとき、必須となるのが「複数社から見積もりを取ること」です。引越し価格には定価がなく、引越し業者によって見積もり額はバラバラです。そのため複数の業者から見積もりを取るだけで、何万円も節約できます。
例えば、以下は5人家族の長距離引越しで見積もりを取ったとき、4社に見積もりを依頼しました。このとき、最高額は438,264円でした。一方、最も安い業者は198,720円であり、半額以下の料金になりました。複数業者へ依頼しないだけで、大きな損をすることになります。
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ただ、訪問見積もりではどのような流れになるのでしょうか。またどう接すればいいのでしょうか。引越し業者の営業マンが訪問に来たときの対処法について確認していきます。
見積もり比較サイトでの引越しはおすすめ!料金はいくら安いのか
実際に見積もりを依頼するとき、自ら業者を調べて電話するのは非常に手間です。そこで、ほとんどの人が一括見積サイトを利用します。
ただ、そのような見積もり比較サイトが適切なのでしょうか。利用方法に違いはあるのでしょうか。これらを明らかにしていきながら、おすすめの見積もり比較サイトを紹介していきます。